腸管出血性大腸菌感染症について

血清型の大部分はO157である。

汚染食品摂取後腹痛、下痢、発熱に見舞われる。

乏尿、意識障害、けいれんに見舞われることもある。

潜伏期は一般食中毒より長い。

75度1分間の加熱で死滅する。

不十分な加熱の生肉や野菜が

原因となる。

ベロ毒素により溶血性貧血、急性腎障害をきたす。

約10%に溶血性尿毒症症候群を合併する。

治療には抗菌薬を使うが止痢薬は禁忌である。

下痢改善後も2週間は合併症の発生に注意する必要がある。

病原性大腸菌は毒素原生大腸菌、

腸管出血性大腸菌、

組織侵入性大腸菌などに分類される。