2008年5月 食事の基本

人間の体は長い歴史の中で、本来食べていた物に体が対応しています。
例えば欧米人は肉食中心で、パン、乳製品を沢山取るため、腸が日本人より1メートルも短く、腐りやすいたんぱく質を早く排泄出来るようになっています。香辛料を多量に使うのは、この腐りやすい、たんぱく質を早く消化させるためです。
対して、日本人は、お米と野菜、魚を中心とした食事をしていました。繊維質を多く取るため、繊維はなかなか消化出来ないので、腸が長くなったわけです。
ですから、日本人が欧米型の食事をすると、お腹の中で食物が腐りやすくなり、大腸ガンなども増えています。欧米では、「日本の食事は非常に良い」と食生活に取り入れているのに、日本人は、欧米型の食事を中心にする方が多く、逆に病気になりやすくなってきています。
「ご飯と味噌汁」という食事は日本人の基本。味噌、発酵した大豆は体に非常によく、酵素の補給や植物性たんぱく質としても栄養があり、女性ホルモンの代わりもして骨粗しょう症予防に大変良いことも分かっています。
欧米型の食事で、体格が良くなっても、病気に弱く、アレルギーや癌の人が増え、体内発生ガスで体臭が臭い人が増えるのでは本末転倒です。日本人は日本食中心で、そこに適度のたんぱく質が入るのが最もバランスが良いと思います。