漢方毒舌小話 其の六「週刊○○の漢方のお話」

2017年9月に、週刊○○で「漢方」の大嘘!として漢方が大々的に取り上げられました。
業界を知っている方ならご存知の内容でしたが、「副作用」に関しては少し大袈裟な所がありました。
第一弾で特に取り上げられた「黄ごん」ですが、単味ではそのような可能性はあるかもしれませんが、漢方をご存知の方ならわかるように、この生薬を含む処方のほとんどは基本的に「冷やす」また「熱をとる」作用のあるものばかりです。
「冷やす」また「熱をとる」食材は長期に渡れば体を痛めるため、継続して摂ると毒になります。
まして、それらを組み合わせて効力を強くした処方は、冷やしてはいけない人に使用すれば短時間でも問題が生じる可能性が大きいです。
このような処方を使う方は必ず、陰陽弁証ができ寒熱虚実が見れなければなりません。
また、「漢方」の大嘘の第二弾では、補う薬で多くの副作用例が指摘されており、その時の詳しい状況は分かりませんが、ハチミツも摂れない様な0歳児に強い作用のある生薬(食品)を摂らせたり、手術を行った方(手術は体内に「お血」」を発生させます。)に不用意に使用したり、ステロイドと併用したりと???な内容がほとんどでした。
また、麻黄についても、食品の蕎麦やピーナッツでも起こるような、まれなアレルギーとも考えられます。醤油など食品にも多く使われる甘草の筋肉がとけるにしても、その頻度はコレステロール低下薬と比べれば無いに等しいと思います。
近年は、冷たいもの(ヨーグルトも)や添加物(薬品)たっぷりの食品を摂りすぎて、さらにミネラルが皆無の食事をとられている方がとても多く、腸内環境が非常に悪く、アレルギーやうつ病から始まり、ありとあらゆる難病が増えていると感じます。
人間は、口から入れるものでできています。
すなわち、その人に合った正しい食事こそが病気を起こさない、また、病気を治すのに欠かせない大切なこととなるのです。